繭雑玉記

自分用日常の記録。

26日 お通夜

お通夜

「最近は家族葬が流行りなんです」と葬儀社さんは言った。

「でもお父さんは現役なのでたくさんの人が来ると思うのでおすすめできません」と続けた。

父は、仕事関係だけで200人くらい来るだろうと言っていた。

結果として、もろもろあわせてだいたいそれくらいになっていた。

受付は会社関係とそれ以外という二つになっていた。

会社の人と町会の人に手伝っていただいた。

案内看板もつ手伝いもしてくださったのだと思う。

会社の人は謝礼を受け取らないだろう、ただし町会は町会の例にならうべし(思ったより謝礼した)

お通夜。

親族やお手伝いさんより早く会場へ。

お線香をあげる。

早めに来た人がお線香をあげて棺をのぞきこんでいた。あれ、これは告別式の日のことだったか。

届いたお花を飾る順番や、誤字がないかの確認(問題ないと言ったけど、実は間違いがあった。社長のフルネームとか意外と盲点)

わたしはちょうど授乳してたのでパスしたけど、お寺さん(来ていただいた僧をこう呼ぶみたい)にご挨拶。

おそらくここで話した内容が、お経あげたあとのお話のネタとして使われる。

わたしも挨拶伺ってたら、初孫の話になったかなぁ。

会場は左右に2列ずつ席が用意されていて、写真などに向かって右側から故人に近い人だと思う。

右の前列、右の後列、左の前列、左の後列。

ご焼香もこの順だった。

お寺さんが会場入りして、起立、礼、合掌。

お経があってその間に親族のご焼香、参列者のご焼香。

ご焼香の手順が未だによくわからない。

親族左右への礼、参列者への礼、故人?お寺さん?への礼?

右側から3回つまみ上げて、左側の中央にかけると燃える。最初は銀のなんかが入ってた。

手を合わせる。はじめのように礼をして席に戻る。

タイミングは葬儀社の方が教えてくれた。

親族がみんな終わったら参列者。

参列者の例に合わせてこちらも礼をする。座ったままでいい。

途切れない参列者。言われてはいたけれどこんなにも来るのか、父はすごいのだなと思った。

参列者の方々はご焼香が終わったら食事をしていく。

いやぁ、そんな習慣知らなかったわ。

お経が終わったらお寺さんから少しお話。

まだ学生の弟と父について一般的な話だった。

お通夜が終わったら親族で食事。

お寺さんも同席。

お手伝いの方々もこのとき食事してた。

故人と喪主の息子にあたる弟は、「お酌をして来い」といとこに促されていた。

わたしも母も、そういうとこ気が利かないで。感謝。

社会人経験も体育会系経験もない弟に、なんて声を掛ければいいかを教えて送り込む。

「だってグラス空いてなかったら注げないよ」

「ビール持って、本日はありがとうございましたって言って近づけば、勝手にビール飲んでグラスを空けてくれるからそこに注げばいいよ」

会場の終わりにあわせて撤収。

そういうのがなかってら、いつ解散するのかわからない雰囲気だった。