繭雑玉記

自分用日常の記録。

24日 納棺

お父さんをお棺の中へ

曹洞宗は旅支度、だそうだ。

片足ずつ旅を履かせる。

指をきちんといれる必要はないが、脱げないように足首で紐を結ぶ。

蝶結びではほどけてしまうかもしれないから、固結びで。

すね当てをつける。

これも脱げないようにしっかりと結ぶ。

渡し賃、六文銭を入れたポシェットをかける。

絶対に無くさないように首からさげ、組んだ手の下に置く。

六文銭は、燃えないものは棺に入れられないから印刷したものが入っている。

確かここまでできたあたりで、棺の中へ。

額当てと笠を入れる。

あと杖も入れたかな。

こうして旅支度。

上から布団を掛ける。

一緒に入れたいものがあれば、告別式の出棺のときに。

服と、読み損ねた新刊を入れてあげようと家族で話す。